剱・北方稜線
2012年 08月 12日
2012年8月2日~6日
パーテイメンバー: (C班)舛井、細井、古川、野村
8月2日 22:30 梅田を車で出発
3日 4:15 立山駅着 テントで仮眠
7:30 (ケーブル&バス) 室堂 8:50/9:10 ~ 雷鳥沢 09:50
~ 剱御前小屋 11:55/12:08
雷鳥沢から剱御前小屋まで来ると剱の雄姿が飛び込んでくる。いつ見ても堂々としていて人を惹きつけてやまない。今度の山行はあの山の北方の稜線を越えて剱山頂に達する。
剣沢野営管理所(12:40/13:15)で登山届を提出。富山県警山岳警備隊の若い隊員から懇切なアドバイスを受ける。水を調達。皆食い意地が張ってもう今夜の食べ物を出して今にも口に入れそうな気配。
長い長い剱沢雪渓を下る。手前が剱沢雪渓、天までのびる平蔵谷(たん)。
長次郎谷出合。上方に昨年登った長次郎谷が池ノ谷乗越まで見える。
例年なら秋まで剱沢雪渓は雪渓上を真砂沢ロッジまで行けるが、今年は雪が多いせいかロッジ手前で雪渓が切れ滝になっている。このため草付きトレールを左から巻く。写真は左から巻いた後雪渓上部を振り返って見たもの。古川さんの顔の左後方(写真中央)がその滝。
剱御前小屋から1000M下って 真砂沢ロッジ15:50 幕営
8月4日 真砂沢ロッジテン場 5:20 雪渓沿いに200M下り ~ 二股吊橋(1590M) 6:37/6:55 ここからは三ノ窓雪渓が姿を見せる。
いよいよここから上りとなり仙人新道を登る。1800Mあたりから八ツ峰と三ノ窓雪渓の全貌が見えてくる。これが見たかった裏剱の岩峰群。
1950Mあたりで小窓雪渓も見えてくる。
仙人峠 09:40 ここから八ツ峰、三ノ窓、小窓の全体像が見える。
池ノ平小屋が見えてくる。左上は池ノ平山 (この山経由小窓のルートもある。)
池ノ平小屋 10:30/11:15 (水とビールを調達)
ここからトレールは狭くなり、気が抜けなくなる。
池ノ平小屋の主人が名づけたというチンネの下にある雪渓の形「モンローの唇」だ。うまく言ったものだ、そんな風に見える。
崩落箇所があり、小窓雪渓に下るルートを探しなが進む。左端に小さく見える滝は逆ルートから小窓雪渓を下ってくるとき、池ノ平小屋への(滝と向かい側のこちら側の)取り付き地点を見つけるための目印にする。
小窓雪渓 12:20 予想していた地点から150M程上方で雪渓に下り立つ。そこから雪渓を見下ろす。ということは逆のコースを取る場合池の平小屋への取り付き地点は今年はかなり上方になっているということだろうか。
小窓雪渓を登り 小窓のコル 14:15
日本海側からガスってきて、昨年冬C班有志が登った小窓の北側が見えない。
小窓の王が見えてくる。あの基部を目指してルートを探しながら尾根を越して進む。
[細井さん撮影]
草付きの岩場を登り、
今日の核心部・急傾斜の雪渓を三か所トラバースする。通常は二か所というが、今年は雪が多く三か所あった。写真は小窓の頭下部を過ぎた地点(2590M)の雪渓(16:57)。左上方が小窓の王。
小窓の王の乗越 18:08 ようやくここまで来たと安堵の色。 池ノ谷ガリーが右に見える。
古いFIXロープのあるバンドとの事前情報はほんと? 60M近い急な下りのガレ場でロープはズタズタに切れて見つけるのも難しい。左のコルが今日の幕営地の三ノ窓、右上は明日登る池ノ谷ガリー。左下に我がパーテイが慎重に下っている。
夕闇迫る池ノ谷。
三ノ窓 18:45 日の入り直前に到着。幕営。 先着の2人パーテイが池ノ谷側にテント、こちらは余裕のある三ノ窓雪渓側にテント設営。雪渓先端が窓まで届いている。雪渓で冷やしたビールは美味かった!
8月5日 三ノ窓 6:00
三ノ窓の朝
悪名高い池ノ谷ガリーを登りだすと、ミヤマオダマキが咲いている。
本日の核心部・池ノ谷ガリー。足元から崩れる実に気持ちの悪い急斜面のガレを200M登る。写真で見ると勾配はゆるそうだがとんでもない。舛井さんの辿るルートを忠実に上る。
ガリーから振り返ると小窓の王と後方に北方稜線が朝日のなかに姿を見せている。
[細井さん撮影]
池ノ谷乗越 7:10/7:45 乗越までせり上げている長次郎雪渓と左は八ツ峰
ここから岩を登って小ピークへ。
小ピーク(2905M?) 8:10/8:20 ここからの眺めはすこぶるいい。
チンネと八ツ峰の頭
八ツ峰の岩峰と長次郎谷右俣
長次郎谷左俣 この雪渓を登って剱本峰を目指す人もいてようやく人を見かけるようになる。
ここから剱本峰が見える。
源次郎尾根越しに立山、剣沢方面も見えてくる。
岩棚が見えてきた。この岩棚は2890Mあたりの位置にある。上下2段あるというが、どちらの段だったのだろうか。
岩棚トラバースの取り付き部は神経を使う。
長次郎谷左俣から八つ峰がよく見える。
ルートファインデイングしながら進むが、長次郎の頭に出る。9:20
頭を下り
最後の10M程の懸垂地点はスリングとヌンチャクを繋ぎ合わせてクライムダウン。10:15
長次郎のコル10:30
剱岳山頂11:15/11:40
平蔵のコル 12:23
前剱と一服剱の間のコル14:45
剱山荘に泊ることに計画を変更。
剱山荘 15:15 (舛井・細井) 15:50 (古川・野村) 小屋泊
北方稜線に乾杯!!
8月6日 剱山荘6:15 ~ 剱御前小屋 7:45/8:00 ~ 雷鳥沢 9:10 ~ 室堂 10:25
北方稜線縦走を無事終えて
帰阪。
念願の北方稜線縦走が終わった。
今回のルート図
パーテイメンバー: (C班)舛井、細井、古川、野村
8月2日 22:30 梅田を車で出発
3日 4:15 立山駅着 テントで仮眠
7:30 (ケーブル&バス) 室堂 8:50/9:10 ~ 雷鳥沢 09:50
~ 剱御前小屋 11:55/12:08
雷鳥沢から剱御前小屋まで来ると剱の雄姿が飛び込んでくる。いつ見ても堂々としていて人を惹きつけてやまない。今度の山行はあの山の北方の稜線を越えて剱山頂に達する。
剣沢野営管理所(12:40/13:15)で登山届を提出。富山県警山岳警備隊の若い隊員から懇切なアドバイスを受ける。水を調達。皆食い意地が張ってもう今夜の食べ物を出して今にも口に入れそうな気配。
長い長い剱沢雪渓を下る。手前が剱沢雪渓、天までのびる平蔵谷(たん)。
長次郎谷出合。上方に昨年登った長次郎谷が池ノ谷乗越まで見える。
例年なら秋まで剱沢雪渓は雪渓上を真砂沢ロッジまで行けるが、今年は雪が多いせいかロッジ手前で雪渓が切れ滝になっている。このため草付きトレールを左から巻く。写真は左から巻いた後雪渓上部を振り返って見たもの。古川さんの顔の左後方(写真中央)がその滝。
剱御前小屋から1000M下って 真砂沢ロッジ15:50 幕営
8月4日 真砂沢ロッジテン場 5:20 雪渓沿いに200M下り ~ 二股吊橋(1590M) 6:37/6:55 ここからは三ノ窓雪渓が姿を見せる。
いよいよここから上りとなり仙人新道を登る。1800Mあたりから八ツ峰と三ノ窓雪渓の全貌が見えてくる。これが見たかった裏剱の岩峰群。
1950Mあたりで小窓雪渓も見えてくる。
仙人峠 09:40 ここから八ツ峰、三ノ窓、小窓の全体像が見える。
池ノ平小屋が見えてくる。左上は池ノ平山 (この山経由小窓のルートもある。)
池ノ平小屋 10:30/11:15 (水とビールを調達)
ここからトレールは狭くなり、気が抜けなくなる。
池ノ平小屋の主人が名づけたというチンネの下にある雪渓の形「モンローの唇」だ。うまく言ったものだ、そんな風に見える。
崩落箇所があり、小窓雪渓に下るルートを探しなが進む。左端に小さく見える滝は逆ルートから小窓雪渓を下ってくるとき、池ノ平小屋への(滝と向かい側のこちら側の)取り付き地点を見つけるための目印にする。
小窓雪渓 12:20 予想していた地点から150M程上方で雪渓に下り立つ。そこから雪渓を見下ろす。ということは逆のコースを取る場合池の平小屋への取り付き地点は今年はかなり上方になっているということだろうか。
小窓雪渓を登り 小窓のコル 14:15
日本海側からガスってきて、昨年冬C班有志が登った小窓の北側が見えない。
小窓の王が見えてくる。あの基部を目指してルートを探しながら尾根を越して進む。
[細井さん撮影]
草付きの岩場を登り、
今日の核心部・急傾斜の雪渓を三か所トラバースする。通常は二か所というが、今年は雪が多く三か所あった。写真は小窓の頭下部を過ぎた地点(2590M)の雪渓(16:57)。左上方が小窓の王。
小窓の王の乗越 18:08 ようやくここまで来たと安堵の色。 池ノ谷ガリーが右に見える。
古いFIXロープのあるバンドとの事前情報はほんと? 60M近い急な下りのガレ場でロープはズタズタに切れて見つけるのも難しい。左のコルが今日の幕営地の三ノ窓、右上は明日登る池ノ谷ガリー。左下に我がパーテイが慎重に下っている。
夕闇迫る池ノ谷。
三ノ窓 18:45 日の入り直前に到着。幕営。 先着の2人パーテイが池ノ谷側にテント、こちらは余裕のある三ノ窓雪渓側にテント設営。雪渓先端が窓まで届いている。雪渓で冷やしたビールは美味かった!
8月5日 三ノ窓 6:00
三ノ窓の朝
悪名高い池ノ谷ガリーを登りだすと、ミヤマオダマキが咲いている。
本日の核心部・池ノ谷ガリー。足元から崩れる実に気持ちの悪い急斜面のガレを200M登る。写真で見ると勾配はゆるそうだがとんでもない。舛井さんの辿るルートを忠実に上る。
ガリーから振り返ると小窓の王と後方に北方稜線が朝日のなかに姿を見せている。
[細井さん撮影]
池ノ谷乗越 7:10/7:45 乗越までせり上げている長次郎雪渓と左は八ツ峰
ここから岩を登って小ピークへ。
小ピーク(2905M?) 8:10/8:20 ここからの眺めはすこぶるいい。
チンネと八ツ峰の頭
八ツ峰の岩峰と長次郎谷右俣
長次郎谷左俣 この雪渓を登って剱本峰を目指す人もいてようやく人を見かけるようになる。
ここから剱本峰が見える。
源次郎尾根越しに立山、剣沢方面も見えてくる。
岩棚が見えてきた。この岩棚は2890Mあたりの位置にある。上下2段あるというが、どちらの段だったのだろうか。
岩棚トラバースの取り付き部は神経を使う。
長次郎谷左俣から八つ峰がよく見える。
ルートファインデイングしながら進むが、長次郎の頭に出る。9:20
頭を下り
最後の10M程の懸垂地点はスリングとヌンチャクを繋ぎ合わせてクライムダウン。10:15
長次郎のコル10:30
剱岳山頂11:15/11:40
平蔵のコル 12:23
前剱と一服剱の間のコル14:45
剱山荘に泊ることに計画を変更。
剱山荘 15:15 (舛井・細井) 15:50 (古川・野村) 小屋泊
北方稜線に乾杯!!
8月6日 剱山荘6:15 ~ 剱御前小屋 7:45/8:00 ~ 雷鳥沢 9:10 ~ 室堂 10:25
北方稜線縦走を無事終えて
帰阪。
念願の北方稜線縦走が終わった。
今回のルート図
by toyonaka-rouzan
| 2012-08-12 22:13
| 縦走・泊まり山行