大阪・豊中勤労者山岳会のブログです


by toyonaka-rouzan

赤岳・天狗尾根

日 程 : 平成24年5月3日~5月6日
参加者 : 舛井、中嶋、二宮、安藤
行き先 : 赤岳・天狗尾根





5月3日 
 剱岳に行く予定だったのですが、悪天の予報のため、八ヶ岳に変更しました。八ヶ岳の中で行ったことのない東面に挑戦することにします。
 5月3日朝9時に大阪駅を出発し、美しの森駐車場へ向かいました。
 途中で事故渋滞に遭い、深夜に到着。駐車場にテントを張り、軽く宴会して就寝しました。

5月4日 
 この日の予定は、美しの森駐車場から出合小屋まで。コースタイムは2~3時間です。朝からのんびりして10時に駐車場を出発。昼頃には出合小屋に着いて、長い長い宴会をする予定だったのですが・・

 駐車場から林道を歩き始めます。天気は晴れ、それでいて暑くもなく、心地良さを感じながら歩きます。
    
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 1時間ほどで林道が終わり、沢筋を登り始めます。
    
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記録には「飛び石伝いに何度か徒渉」となっていたのですが、前日の豪雨のため、すごい水量です。あきらめて登山靴を脱ぎ、ズボンをたくし上げて入水。水の冷たさは筆舌に尽くし難いもので、「うぅぅぅぅぅぅぅ・・」と声を漏らし、杖代わりの木の枝にしがみつきながら必死に渡ります。
    
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 何とか徒渉して登山靴を履き、再び歩き出すのですが、またもや、ゴォーと音を立てて流れる沢に行く手を遮られ、絶望のため息をついて靴を脱ぎます。そんなことを繰り返し、15時40分に出合小屋に到着。結局、5時間40分の道のりでした。
      
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 出合小屋には先客がいたため、近くにテントを張るとさっそく宴会開始。難儀した分、酒が旨かったことは言うまでもありません。
     
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 翌朝は2時起床・4時出発で、赤岳天狗尾根を登り、キレットを下りツルネ東稜を下降して出合小屋に戻ることを決めて就寝しました。

5月5日 
 目が覚めて時計を見ると4時10分。。アルパインにあるまじき失態です。う~ん、どうしよう、どうしよう。。。しばらくシュラフにくるまったまま呆然とします。
 急いで出発すればよいのでしょうが気乗りせず、6時に出発して、主稜線に出た時点で14時を回っていたら赤岳頂上山荘に宿泊し、翌朝に戻ってくることにします。
 6時に出合小屋を出発。天狗尾根の取り付きを目指し沢を登りますが、「ツルネ東稜」の看板。沢を戻って取り付きを探し、天狗尾根に取り付いたのは7時。ここでも時間をロスしてしまいます。

 天狗尾根に取り付くと猛烈な笹コギからスタート。身の丈以上の笹をかき分けながら登りますが、この上なく不快です。
   
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その後、急な樹林帯を登ると、天狗尾根が全容を現します。なかなか格好いいです。
   
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それからも、樹林帯が延々と続きます。雪が腐っていて、5歩歩いてはズボッとはまることを繰り返し、ストレスがたまります。
登り初めてから4時間ほどで、ようやく上部岩稜帯に到着。ここでガチャを装着します。
   
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まずは10メートルほど岩稜を登り、右へトラバースして草付きの凹角をスタカットで登ります。中間支点、確保支点は灌木を利用することができます。
   
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一旦ロープを外して稜線をたどると、巨大な岩塊が現れます。「これが大天狗かぁ。」と思っていたのですが・・
   
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 直登するラインにはピンがなく、辺りを見回すと右肩の草付きに踏み跡があり、右の岩稜帯から越えていきます。
   
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 岩稜帯を越えると、もっと立派な岩塊が現れ、腰を抜かします。これがどう考えても大天狗です。
   
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 ここで再びロープを着けて岩に取り付きますが、Ⅲ級程度で易しく、あっさり終了。中間支点にはまずまずの残置ハーケンが3本ほどあり、終了点にはピカピカのクサリがついた立派な確保支点がありました。
   
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 大天狗を抜けると小天狗(写真右は赤岳)。ここは左肩から抜け、主稜線を目指します。
   
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 主稜線に出たのが14時30分。初めての場所でもあり、ヘッデンなしで出合小屋に戻れるのか微妙な時間です。小屋泊まりの魅力に勝てなかったこともあり、頂上山荘に宿泊することを決め、赤岳山頂を目指します。
   
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 小屋に到着して、アサヒ・スーパードライで乾杯。夕食は豚の生姜焼き・煮物・シュウマイ・サラダにクリームシチューと白ご飯は食べ放題で、お腹一杯食べて、ベッドで布団にくるまって寝ました。やっぱり(空いているときの)小屋泊まりは幸せです。 
 
 
5月6日 
 頂上山荘を5時に出発。キレットを下り、ツルネを登り返し、ツルネ東稜から下降して出合小屋に戻ります。
    
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 ツルネ東稜を下っているときに雨が降り始めますが、順調に進み10時10分に出合小屋に到着。小屋には誰もいなかったので、お湯を沸かし、コーヒーを飲み、ラーメンをいただきました。 
    
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 12時に出合小屋を出発。帰りには水量が減っていて、一度も徒渉することなく、飛び石伝いに渡ることができました。
 14時10分に駐車場に到着。行きは5時間40分かかりましたが、帰りは2時間10分でした。徒渉のあるなしでこんなに違うものなのですね。
 
お疲れさまでした。来年は剱岳をリベンジですね!


  天狗尾根

   
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by toyonaka-rouzan | 2012-05-12 13:09 | クライミング・雪山